ボトックスは元々は脳梗塞などで筋肉が緊張してしまったことで動かしにくくなった身体を動かしやすくするために利用されていますが、整形においては小顔効果を期待することが出来、若い女性から人気です。そんなボトックスはエラに打つことで顔の筋肉の緊張をほぐして小顔にするというシステムの治療ですが、副作用ももちろん存在します。そのため、顔が小さくなるだけでなく副作用があることもしっかり理解して利用しなければいけません。ボトックスの副作用で多いのが「頭痛」です。元々筋肉を弛緩させるものなので、片頭痛や緊張型頭痛の治療にも利用されています。これらの頭痛の原因には肩・首回りの筋肉の緊張が挙げられ、ボトックスを使ってこの緊張を解くことで症状を改善します。ですが、普段から健康的な生活を送っている人の場合、顔に注射を打つので顔はもちろん顔から近い首や肩の筋肉の緊張が必要以上にほぐれてしまうことがあります。そのために筋肉のバランスが崩れてしまい、頭痛を引き起こしてしまうのです。ひどいときは吐き気を訴える人もいるので、薬で副作用が出たことがある人は特に注意して施術を受けましょう。また、ボトックスに限らず顔に異物を入れると、身体が拒否反応を示してしまうことが多いです。ボトックスの場合も顔が熱を持っている感じがしたり、内出血や腫れといった症状が出ることもあります。大体の人がこれを経験しており、1週間から長引いて1か月でこの症状は消えるので問題ありません。しかし、あまりにもこの症状が長引くようであれば再度施術を受けた美容整形外科を受診してみましょう。また、ボトックスは筋肉に直接注射を打つものであり、一度失敗してしまうと元に戻すのがとても難しいです。そのため、多くの美容整形外科などで取り扱っている施術ではありますが、とても難易度が高く、しっかり顔の筋肉の仕組みや位置を理解している医師に頼みたいところですよね。近年人気の施術なので、資格を持っていない人が無断で施術っを行っている悪質なサロンもあります。ボトックス注射に失敗してしまうと、目が開きにくくなったり、笑顔など表情を出しにくくなるといったこともあり、これがなかなか治らないとなるとしっかり吟味して美容整形外科を選ばなければいけないと言えるでしょう。